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 ダイニングテーブル。     楢材 オイル仕上げ。
両サイドに引き出しが一個ずつ付いています。      2023,2,3







 

『漆塗り・ケヤキ衝立』

三重県志摩市にある伊雑宮(いざわのみや)の境内にあった樹齢600年の大ケヤキで制作しました。
18
年ほど前に台風で倒れたと聞いています。

伊雑宮とは伊勢神宮の別宮であり創建は2000年前といわれており、
天照大神を祀り漁師や海女の守り神としても知られる神社です。

:1520mm4連)  高さ:1300mm。拭き漆仕上げ。         2022, 12, 12     


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三重の木の椅子展は四日間の開催で1300人の方にご来場いただき無事に終了いたしました。

ご来場いただきました皆様に、心よりお礼を申し上げます。

                                        2022,11,6

 




 

三重の木の椅子展・3

三重県内31組の作り手たちが、地元の木を使って椅子を作りました。
是非、ご高覧ください。

◆会場:三重県立美術館 県民ギャラリー

◆会期:2022113日(木・祝) ~ 6日(日)まで

◆開館時間:9301700(入場は1630まで)  最終日は1500終了

 


 

クルミのキャビネットが完成しました。    W:2300 D:500 H:650    オイル仕上げ。

いわゆる箱物といわれる家具を作る方法には大きく分けて「框組み」と「板差し」があります。
框(かまち)組みとは角材で枠を組んで、溝に薄い板をはめ込んで成形していく工法。
一方、板差しとは文字通り板と板を組み合わせる工法です。

板差しは必然的に部材の一つひとつが大きく重くなり、このサイズのものを一人で制作する場合、
加工にも取り回しにも苦労することになります。

酷暑のさなか覚悟を決めてとり掛かったものの、やはり手強かった。無事に納品も終わり、ホッとしているところです。

海にも行かない夏だった。               2022,10,3



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2021年の暮れに、私もインスタグラムを始めました。

作品写真集のような使い方になると思います。

初心者なので私のアカウントをリンクさせようとしましたが、できませんでした。

インスタ・アカウントをお持ちの方は
「須賀忍」で検索してみてください。
                                         2022,1,8  


 
今回のVOLVOXでの工房展に出品した椅子とサイドテーブルです。

ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。

マスク越しではありましたが、たくさんの懐かしいお顔を拝見できて
長引くコロナ自粛の中で鬱々としていた気分もすこし晴れました。

心よりお礼を申し上げます。

                                                      20211220

     



 

三重県在住の木工家14人による工房展が津市のギャラリーVOLVOXで開催されます。

それぞれ一脚の椅子と、その椅子と関連性のある作品を自由に発想して制作します。

会期: 20211210日(金)~1219日(日)まで

時間: 11001900     最終日は1600まで

会場: 三重県津市栄町1888 四天王会館1F VOLVOX
Tel:  090-7854-3831

                                            





去る2021624日、  この10年ほど自宅で介護を続けてきた母が亡くなりました。

先日来、水しか口にしなくなってしまい、どんどん衰弱していましたが、ついに力尽きました。

いまは長い年月、日常の一部になっていた介護生活が終わり、一抹の淋しさも感じているところですが、
それよりも悔いを残すことなく見送ることができたことに安堵しています。

自宅での看取りは想像していた以上に大変でしたが、母も私も全力を出し切りました。

享年93歳。父と出会い教師を辞め農家に嫁いできて、農婦として過ごした半生でした。慣れない環境で
過酷な農作業に追われ、舅、姑に仕え、苦労の絶えない半生だったと思います。どうぞゆっくり休んでください。


介護の応援をしていただいた方々に、ご報告とお礼を申し上げます。

                                              2021628  




 

湿度が上り、漆塗りには良い季節になりました。

漆が乾くためにはある程度の気温と湿度が必要です。

漆器などの場合は厚塗りするので、湿度が高すぎると縮みが発生して困ることがあるようですが
拭き漆の場合はそれほど気にしません。

それでもうっかりしていると早く乾き過ぎて焦ることもあります。

塗っている最中はどれほど汗が流れても拭くことができないので、

この季節は全身ビッショリになります。            
                                       2020, 7, 29




 

久しぶりに三重県鳥羽市にある海の博物館へお邪魔して1992年に制作した大テーブルと再会してきました。
27年という歳月は生まれた子供が大人になり家庭を持とうかという年頃だ。

テーブルも風格が出るというか、拭き漆もはげるというか。()

この博物館は内藤廣さん設計によるもので、1993年に建築学会賞を受賞している名建築です。

海に生きる人々:海民

船:木造船の世界

魚介藻を獲る:漁具と漁法

海の環境を守る:汚染の現状

以上4つの基本テーマに沿って収集された展示を見ることができます。
海好きの私にとっては興味の尽きない場所。
美しく楽しい博物館なので機会があればぜひ訪れてみてください。     2020, 4, 7



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1月30日に伐採した我が家のクヌギをやっと製材してもらった。
おもしろい木目の板がとれましたが、今後の乾燥段階でどう変化するのか?

三十数年間一緒に過ごしたとはいえ、木材としてのクヌギは私にとって未知の素材。

おそらく割れ、反りが激しいと思いますが、クヌギ特有の味わいに合うようなデザイン、使い道を考えたいと思います。

いつものことながら自然乾燥が終わるまで不安と期待を抱きながらのんびり待つことになります。 
安心して使えるようになるまで何年かかるのか? 気の長い仕事です。      2020、 3、 20



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ロッキングチェアが里帰りしていた。
もうすこし深く揺れるようにしてほしいというご要望があり工房に持ち帰り脚を新しく作り替えました。

ロッキングチェアの脚は繰り返し強い力がかかるところなので、
長年使用しても絶対にゆるまないように特に頑丈に接続した部分です。

果たして取り外すことはできるのか? 
不安もありましたが、
無事に作業を終えることができてホッとしているところです。

このロッキングチェアは定番のMurotoをベースとしているものの私としてはまったく新しい挑戦であり大冒険でしたが、
今回の改造も含め、本当によい勉強になりました。       2020, 3 ,10



 

「三重の木の椅子展2」  は盛況のうちに無事終了しました。 
ご来場いただいた皆さん、そして準備運営にご尽力いただいた皆さん、本当にありがとうございました。

さて、今回出品した2脚のうちのひとつ、Σチェア。

30年ほど前にデザインして、その後も作り続けてきた愛着のある椅子です。
しかし残念ながら私の力不足で制作数も少なく、あまり広く人々に知られた椅子ではないので
今回の展示会を通じてすこしでも多くの人に触れて、座ってもらいたいと思い久しぶりに制作しました。

なにしろ30年前の血気盛んな若造がデザインした椅子なので
構造がちょっとややこしい、 加工がたいへん、 そして組み立てにも苦労する。
力を抜いたところが一切なく、現在の私には到底デザインできない椅子だ。(笑)     2019、11、25



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[ 三重の木の椅子展 ・2]

三重県在住、あるいは三重県と由縁のある木工家や建築家など18名が、

三重県で伐られた木を使って40脚ほどの椅子を作り展示会を開催します。

この企画は2017年以来二回目ですが、今回は私も参加することになり2脚出品する予定です。

会期が3日間と短いので、お見逃しなく。


会場:三重県立美術館〈県民ギャラリー〉

会期:20191122日(金)~1124日(日)

   午前9時半~午後5時まで (入場は4時半まで)

   24日は午前9時半~午後3時まで



テーブルの天板を削っていると汗ばんでくる。

北風の当たらない暖かい日だまりではイヌフグリも満開になっていて、気がつけばそこかしこに春の気配が満ちていました。
しばらく自然に目を向ける心の余裕もなかった。

春は待ち遠しく楽しいものの、
夏が苦手な私はもうすでに夏の暑さを思ってゲンナリしています。

海に行くにも仕事するにも最近の夏は過酷すぎる。
                                                  2019,2,24

 



 Tチェアが4脚、完成しました。
2018,11,20




 

小テーブルが二つ完成しました。

当初、巾90cm、長さ2mのテーブルを一つ作る予定だったのですが、

連結させたり独立させたり、いろいろな状況に対応できるということで、半分の大きさのものを二つ作ることになりました。

というわけで、新しくデザインを起こしました。

私のような少数制作の工房では、新作といってもよほどのことがない限り試作品を作る余裕はありません。

図面上でとことん熟考してから制作しますが、実際にカタチになるまでは、今でもハラハラドキドキしますね。
 
                                               2018,10,26








 

長年お世話になっている三重県四日市市の山画廊。

61日(金)から617日(日)まで30周年記念・工芸展」開催されます。

山画廊と縁のある、陶、木工、彫金、染織などの作家の作品が展示される予定です。

ご高覧ください。

10:00~18:00 (月、火、休み)最終日16:00まで。

三重県四日市市安島1-6-13  ポポロビル2階3階
T&F: 0593-51-0773
 近鉄四日市駅下車北口より徒歩3分

                                           2018,5,30



 

Muroto (栗、オイル仕上げ)が完成し、本日納品も無事終わりました。

何年も前になりますが、室戸岬で魚突きをしている最中に

突然ひらめいたアイデアが後に形となってくれたのでMurotoと名付けました。

座、背板、脚、極限までシンプルな構造で美しく丈夫な椅子を作りたい、そんな夢を自分なりに追求した椅子です。


                            2018,4,26



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新しいデザインの椅子を制作しました。

といっても定番のTチェアの発展形、新バージョンです。

座り心地は向上したけれど、これだけ制作に時間がかかってはとても定番にはできそうもない。

三重県菰野町にある地元材で作られた家具を展示販売するお店「森と人の環」へ納入する予定なので

お近くの方は是非座ってみてください。
                                            2018, 3, 18


 
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栃の一枚板を使った会議テーブルが完成しました。

板のサイズは、長さ2600mm、巾1600mm、厚み70mm。

ちょっとお目にかかれないほどの大きな板で、全面に縮み杢が現れています。

天板の重さだけで150kgほどもあって、板をひっくり返す作業が大変でした。

この栃はダム湖に水没する運命だったものだと聞きました。

これだけの大木ですから毎年たくさんの「栃の実」が生り、おそらく地元では何世代にも亘って
救荒食物として大切にされてきた木だったのでしょう。

伐られてから30数年、そして20年近く私の倉庫に眠っていた板がやっと日の目を見ます。

                                             2017,12,17

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三重県の木というと杉やヒノキを思い浮かべますが、実際森に入ってみればいろいろな「雑木」が生えています。

そのほとんどは活用されずチップにされたり、廃棄されたりしている現実があります。

そんな地域材を生かす取り組みの一環として、三重県菰野町に

県内で伐られた木を使った家具や生活小物を販売する店がオープンしました。

私の制作したテーブルと椅子も展示販売されていますので、

機会があったら是非覗いてみてください。

https://www.moritohitonowa.jp/ 

5101232 三重県三重郡菰野町宿野561 森と人の環  TEL 059-329-7711

営業日は金土日月  10:30~16:30
                                                     2017,11,16




 

江戸時代から明治にかけて活躍した歌人、稲垣孤遊が蒐集した和歌の短冊を
津市在住の子孫の方が所蔵されています。

当時交流のあった江戸、京都の歌人のものを中心に約240枚が残されているそうです。

その短冊を保存するための桐箱を制作しました。

W:465 d:185 h:175

桐材で箱を制作するのは初めての経験だったので、材の手配から始まって、良い経験をさせていただきました。

                                                           2017,10,19






 

ほぼ定番化しているスツール。

ご要望により、初めて拭き漆で仕上げました。

デザインした当初は拭き漆仕上げを想定していませんでしたが、これもありかな?        

                                      2017,9,10





 

三重県菰野町に10月オープンする、地元の木を使った家具や

カトラリーを販売する店にダイニングチェアとテーブルを納品しました。

テーブルはw:1700 d:800 h:700 ヤマザクラのブックマッチです。

                                        2017,9,1




 

二階の窓を開ければ、目の前にカラスの巣が見えます。

しめ縄を巻いたクヌギの木では、今年もカラスの夫婦が去年使った巣のリフォームを始めました。

小枝や近所で盗んできたハンガーなどを運び込んで、夫婦で協力しながら黙々と作業しています。

5月末ころになるとヒナも大きくなって、早朝からガーガー騒々しくなり

ご近所にはご迷惑をかけることになります。
                                           2017,3,19




 

本日3月10日は母の89回目の誕生日です。 母愛用の椅子に座ってご満悦。

相変わらず食いしん坊ですが、最近すこし痩せてきたので心配しています。

いつまでも元気で長生きしてください。

(それにしても改めて写真で見ると老けたな)

今年は咲き始めるのが遅れていたシクラメンもすこしずつ咲きはじめて、誕生日に間に合いました。
 
                               2017、3、10




 

これまで契約していたHPのサーバーが間もなくサービスを停止するというので

新しくレンタルサーバーと契約しHPを移転させました。

新しいURLhttp://shinobu-suga.sakura.ne.jp/ です。

                                           2017, 3, 3





 

巾:1100mm 長さ:3200mmという大テーブルを作ってほしいと依頼を受けたのが何年も前。

そのテーブルをやっと納品できました。

材が乾燥するのを待っていたので、時間がかかってしまった。

デザインの段階でざっと計算してみると総重量140kgを超え、まず私の工房では「板接ぎ」ができそうもないし、

おまけに搬入もできない可能性もあって1100 長さ1600 を2つ連結して使用することを提案し半ば強引に決定。


椅子は過去に制作したものが8脚、今回2脚追加制作して10脚となりました。大家族です。

材料はお客様の山から伐採したケヤキ、仕上げはオイル仕上げ。

年月を経て変化していく様が楽しみです。
                             2016、12、10


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11月5日発売の、建築・インテリア雑誌  『コンフォルト153号』  で先日制作したロッキングチェアを紹介していただきました。

(小さな記事ですが)

今号は「木の特集」ということで、木材に興味のある方は是非書店で手にとってご覧ください。

充実した誌面です。           2016 , 11 , 5

 
     



 

台風の過ぎ去るのを待って、納品が完了しました。

これは注文制作ではなく、個展のために制作した作品ですが、やっと収まるべきところに収まりました。

w:1620 d:480 h:680    欅 拭き漆仕上げ。
                                              2016、10、8




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ロッキング・チェア(MUROTO バージョン)が完成しました。


動く椅子、ロッキングチェアは図面上で人が座ったときの重心移動などを把握できないため、椅子の中でも特に難しい。

しかも片持ち構造で作るということは、想像していた以上に困難な挑戦でした。

 制作にひと夏を費やした渾身の力作です。 

                                             2016,8,28

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ブラックチェリーのダイニングテーブル納品完了。  W:1760 D:820 H:700

当初は桜の一枚板で、というご依頼でしたが、手持ちの材では対応できず

あちこちの材木店を探しまわっても
納得できるものが見つからず、

結局ブラックチェリーの一枚板で
制作することになりました。

脚もすべてブラックチェリーです。

回り道しましたが、結果的に落ち着くところに落ち着き、めでたしめでたし。

                                          2016, 6, 19




 

Volvoxでの「手仕事の工房展」無事に終了いたしました。

ご来場いただきました皆様に、心よりお礼を申し上げます。
                                         2016、5、16






      

ただいま開催中のVOLVOX工房展に出品しているものの中のひとつ三本足の『欅の大鉢』

10年以上、倉庫の片隅に眠っていた材を使いました。

ケヤキ丸太を製材したときの切り落とし、根元の広がった部分です。

いつかカタチにしてやろうと思いつづけて、この機会にやっと 作品に仕上げることができました。


これで木に対する義理は果たせましたが、家具作りと違い材料の80%を木屑にしてしまった(笑)

会期は5月15日(日)まで。 是非ご覧ください。           2016,5,7




 

今年も『手仕事の工房展2016』に参加します。

四回目となる今回は、11人がそれぞれ「棚」をテーマに制作します。

ほかに小物の展示即売も同時開催。

会場:三重県津市栄町1888 四天王会館1F VOLVOX

http://www.volvox-stnk.net/

 ■会期:5月6日(金)~ 5月15日(日)   11001900 (最終日は1600まで)

 





この度、西川栄明さんが出版された『樹木と木材の図鑑ー日本の有用種101(創元社)

これまでなかったタイプの、実用的で野心的な図鑑です。

樹皮や立木の姿、製材された板材、そして家具や道具といった

実際に製品として使われているものの写真を使って解説してあります。

 私が2013年に制作した「根付三段箱」もヒメコマツの解説につかわれています。
                                             2016、3、5

             





 

あけまして おめでとうございます今年は我が家のクヌギにもしめ縄を飾りました。
御神木に昇格です。


工房を立ち上げたときに植えたものが、今では幹周り230cmまで成長しました。

この木の下に車を停めて休憩する人は多く、そしてこの木の下で立ちションをする人も後を絶たない。

このしめ縄は立ちション除けとして、しばらくこのままにしておこう。
                                            2016、1、2


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